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窓から見える景色にこだわって ~新築窓でも後悔なし!
2022年アイ工務店で家づくりをした くるみ です。
今回は、新築時の窓、どう決めたか?何を意識して決めたのか?をご紹介していきたいと思います。
窓をどうとるかというのは、家づくり初期からとても大切に思っていました。
この記事では、こんなことをご紹介します。
- 窓選びで参考にした本 2冊の紹介
- 窓から見える景色にこだわるなら…土地選びから
- 窓の要望の伝え方、決め方
- 窓から見える景色にこだわった窓 全部見せ
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窓選びで参考にした本 2冊の紹介
家づくりにとって、窓はとっても重要です。まずは、窓選びで参考にした本を3冊ご紹介します。
特に、私にとっては窓から空が見えることがとっても大事。
窓への憧れを育んだ本
小さな家を建てる。 豊かな住まいをつくる60のヒント
家づくりの初期からバイブルのようにして読んでいたこの本。ページをめくりながら、どんな窓が欲しいか?窓への憧れを育みました。
ひとつの窓が住み心地を決める
小さな家を建てる。 豊かな住まいをつくる60のヒント
周辺環境を観察し、道路の方向や隣家との間隔、視線の抜け、少し先にある木々など、五感をフルに働かせて敷地の特性を読み取ります。そして、建物の配置と、住み手がいちばん長く居る場所(ダイニングやリビング)の位置をまず決め、「ここぞ」という場所に窓を設けます。
どの席からも視線が抜けるように
小さな家を建てる。 豊かな住まいをつくる60のヒント
小さな家は、定位置からの視線の抜けが2方向以上あった方がいい。そうでないと、無意識に「逃げ道がない」と感じて、リラックスできません。最低2方向に窓があれば、不思議と安心感が得られ、ダイニングチェアやソファに座って、長い時間くつろぐことができます。
特に、この2つのヒントは自分自身にも深くしみ込んでいます。
建築家にお願いはできなくても、自分自身の五感をフル活用して、窓から何が見えるか、視線は抜けるのか想像してみることはできます。
建築家の思考を自分にインストール気持ちで読んで欲しい本です。
窓の基本を理解する
後悔しない家づくりのすべて
Youtubeでも発信しているげげさんからは、窓の基本を勉強させてもらいました。
窓は、たくさんあるほうがいい?
後悔しない家づくりのすべて
→必要最小限の数を適切な場所に
実は窓というのは、構造的にいうと建物における「弱点」であり、たくさんつくるほどデメリットが大きくなってきます。
窓は、建物の「弱点」なのか!
家づくりの思い込みを手放すヒントをたくさんくれるげげさん。窓については、コンパクトに基本を発信&本にまとめられているので、とってもわかりやすいです。
窓から見える景色にこだわるなら…土地選びから
こちら、上棟日の我が家の写真です。
元々勾配のある土地を、業者が造成して擁壁を設置して販売しているものを購入しました。
6区画あり、階段のない低い位置の区画もありました。でも、我が家が選んだのは階段上の擁壁の土地。右側隣地は、昔ながらの貸家になっていて桜の樹などの樹木エリアになっている場所でした。
マンションのメリット・デメリットって? 戸建てとマンション両方住んで思うこと。でも書きましたが、マンションでの音問題に悩んだ上での引っ越しだったため、東と南の隣地との距離が空いている所も魅力的でした。
土地探しをしている方はわかるかと思うのですが、土地って早いもの勝ちなんですよね。高い位置にある土地であり、眺望がよさそうなこと。東側も隣地の桜を借景できそうなことも決め手になり、土地販売後すぐに申し込み6区画中1地番手でこの土地を申し込みしました。
その結果、手に入れた窓からの眺めがこちらです。
郊外とはいえ、東京都内に住んでいてこの景色はとても贅沢で、本当に恵まれていると思っています。
借景なので、いつなくなってしまうかも分からないとは思っていて…。
でも、1年以上この環境で住むことができただけでも、本当に満足です。
窓から見える景色も考えての土地選び、おススメです!
窓の要望の伝え方、窓の仕様の決め方
アイ工務店 間取りの疑問にも書きましたが、我が家の間取り要望は、一番最初下記のように伝えました。
家のテーマ:視線がぬけ、明るい家
アイ工務店 間取りの疑問
南は隣家より一段高くなっており、東は隣の緑がのぞめる敷地。
その立地を最大限に生かす住まいにしたい。
現在の8階住まいで気に入っているのが「明るさ」
暑さを避けながら、明るい家にしたい。
※2階はカーテンなどを開けても暮らせるように。
1階は、視線の抜けは厳しいかもしれないが庭の緑を眺めて過ごせるようにしたい。
敷地状況を生かして、窓をどこにどのように設けるのか、詳細に検討・提案をお願いしたいです。
その上で打合せを重ねて7カ月後。6回の打ち合わせを経て間取りが完成しました。
窓については、特に営業さんのご提案通りだったのはリビングの大きな窓くらいで、その他は細かいサイズも含めて再度検討しなおし、リクエストして整えてもらいました。
・窓から見える景色はどうなるのか
・明るさはどうか
・必要か不要か
あらゆることを、自分の頭で考えて考えました。
窓の仕様どうする?
窓で決めるのは、サイズや場所だけではありません。開け方や網戸はどうするかなど細かく検討する必要があります。
- 開口窓にするのか、FIX窓にするのか。種類はどうするのか。
- 透明窓にするのか、かすみ窓にするのか。
- 開け方は、グレモンハンドルかオペレーターハンドルか。
- 網戸は、つけるのかつけないのか。内開き網戸か、横引きロール網戸か、上げ下げロール網戸か。
グレモンハンドル仕様
窓の種類は、部屋ごと場所ごとに求めるものが違うのでその都度判断しましたが、家全体としては、グレモンハンドル仕様・横引きロール網戸を優先で導入しました。
決め手になったのは網戸です。
引き違い窓しかないマンション暮らしが長く、網戸は外にあるものという感覚を持っていました。
虫が多い地域で網戸は欠かせませんが、網戸自体の存在は別に見ていたくはない。収納できる横引きロール網戸はとても魅力的に思えました。
グレモンハンドル仕様は、しっかり閉まる感じがあるのも、なんかいい!
でも、開け閉めに音がするのがちょっとデメリットかな…
オペレーターハンドル仕様
我が家に唯一あるオペレーターハンドル仕様の窓がこちらです。内側に網戸があるのがわかりますでしょうか。
設置場所の関係で、ここだけオペレーターハンドルになりました。
結果、そんなに悪くなかったです。
オペレーターハンドルのメリットは、開け閉めが静かにできること。
開閉はハンドルでぐるぐる回す開け方なので、バタンドタンという音がすることはありません。とっても静か。隣家が近くて開け閉めに気を遣うような窓こそおススメ!偶然ですが、隣家が一番近い窓だったのでオペレーターハンドルがとても助かっています。
内側にある網戸にほこりが絡まりやすいのがちょっと残念。
新築窓でも後悔なし!
窓から見える景色にこだわった窓 全部見せ
ここからは、アイ工務店で建てた我が家の窓、全部見せです!我が家の窓は、2022年当時アイ工務店の標準仕様だった、YKKap / APW330 を採用しています。
1階の窓
- 2つ合わせて約3m70cmの大きな窓!外の景色がよく見えます。
- 家のテーマ「視線がぬけ、明るい家」を実現できたのは、この窓のおかげ!
- 窓と窓の間に壁がなければなぁ。この分だけマイナス0.5しました。
- 大きい方の窓は、開けるのがちょっと重たいです。
- 隣家の借景を生かした、緑が見える窓。本当に大好きです。
- 高い位置の窓なので、プライバシーを保ってくれ、しかも緑が見えて嬉しい。
- 冬の一時期、葉が落ちて少し見通しがよくなるので、マイナス0.5
- キッチンから見た時に、お隣マンションの玄関扉があり、出入りが見えることがある。
- 必要かどうか迷った窓。でも思ったより明るさを足してくれるので正解でした。
- 隣家に近い窓ですが、高窓かつかすみ窓なので、プライバシーを気にする必要なく光だけ取り込めます。
- かすみ窓は、ちょっと閉塞感あり。
- キッチン作業中に目線の先に緑があるって、素晴らしい。本当に癒されます。
- 冬になると葉っぱが落ちて少し見通しがよくなってしまう
- 網戸は横引きロール網戸にすればよかった!常に網戸も目に入るので残念。
- 我が家の周辺は南から北に風が吹く。キッチンを強力に迅速に換気したい場合は、この窓開けるのが最強。
- かすみ窓だけど、後ろのお宅の緑がうっすら見える
- かすみ窓にしなければ緑が見えてよかったのでは?とも思うが、後ろのお宅から考えればかすみ窓の方が安心だと思うから、やむなし。
- 防犯のことを考えて最小の窓。でも、玄関の明るさのために必要だった!
- 換気用窓としてはあまり使っていない。FIXにして、玄関ドア上に窓設置とかもありだったかも?
- 窓がなければ、コート掛け用のフック設置したりするのにいい位置だった。
- 空間が繋がってみえるので、家を広く感じる
- 玄関からキッチン&キッチンから玄関が、仕切られているけれど繋がってみえる。絶妙な仕切り感。
- おしゃな雰囲気を演出できる
- 枠が思ったより、ゴツイ感じになった。これは、仕方なし。大工さん頑張ってくれました。
- 2階の明るさのために、大き目に設けて正解。西側の窓ってかすみ窓でも相当明るいです。
- かすみ窓かつ、人が通る位置よりも大分上に設置しているので、プライバシーを気にすることなく階段を上下できる。
- もっと上の位置かつ、さらに大き目にして、透明窓にしたら…空が見えたかも?勇気がなかった。
- 窓ふきできる高さではない。シールもはがすことができません。
2階の窓
- 擁壁上の2階設置窓のため、遮るものがなく眺望が一番良い
- 気密性を考えて、引き違い窓にはしなかった。少ししか開かないので、毛布をほろったりはできない。
- こちらも、桜が見える窓。鳥が樹の枝で遊ぶ様子も時々見られます。
- デスクの椅子に座ると、ちょうど桜と空が見えて気持ち良く作業でききる
- 東側の窓なので、朝まぶしすぎる。カーテンが大活躍。
- こもり感が欲しいという夫の要望を叶えてくれました。
- 私だったら、もう少し明るさが欲しいのでもっと大きい窓にしていた。ここは、夫の仕事机正面なので夫の要望通りに。
- 西側窓は明るさが強い。設置してよかった。
- 隣家が近く、音に敏感な夫の仕事部屋なので窓なしも考えたが…。隣家の音がすることはなく、快適に仕事ができているみたいです。
- かすみ窓なので閉塞感がある。でも、隣家に近い窓なので仕方なし。
- 玄関上にオーバーハングした部分に、なんとか設けた窓。南側からの光はやっぱり明るくてよき。
- 玄関下階段を唯一見ることができる窓。防犯や子供出入りの確認にも使用できる。
- この窓を設けたので、隣家に一番接している西側を窓なしにできた。プライバシーを守る意味でもよかった。
- 片上げ下げ窓にしたのは、サイズや設置場所の問題から。開け閉めはしにくい。
- 隣家の窓と一番近いので、隣家窓が開いているとこちらの窓を開けにくい。
- 北側かすみ窓だけど、意外と明るい
- オペレーターハンドル仕様にしたことで、開け閉めが静かでスムーズ。
- かすみ窓はやっぱり閉塞感がある気がする。隣家ベランダ位置にも近く、しかたなし。
- 桜が見える窓。この部屋は南面に窓がとれないので、大きく設けて正解だった!
- とにかく、桜と空を眺めて仕事ができる最高な窓。時折、バードウォッチングもできます。
- 東側の窓なので、朝まぶしすぎる。カーテンが大活躍。
- 北側かすみ窓だけど、意外と明るい
- 窓の下側を開けると、隣家の緑が少しだけ見えて癒される。
- 内側網戸で、オペレーターハンドルは開けにくい。ここもオペレーターハンドルでよかったかも?
お気づきかと思いますが、トイレ、お風呂、洗面所には窓はありません。マンション暮らしが長く、お風呂に窓がないのは当たり前。ある方が不安になるとおもい設置せず。トイレも窓を開けることはないと考えて設置しませんでした。
我が家の新築時の窓選び 満足&後悔ポイント
- 窓から見える景色にこだわるなら、土地選びから!
- とにかく、考え抜いたので窓の種類、設置位置は後悔なし!
- お隣マンション玄関の出入りは、想定できていなかった。
- 大きな引き違い窓は、開けるのが重たい。
- かすみ窓は、私にとっては閉塞感あり。必要な場所に最低限の設置を心がけることをおススメ。
- 内側網戸は目にうるさく、ほこりも溜まりやすいのでなるべくなら別の手段を考えたかった。
- オペレーターハンドルの開閉静かさは暮らして初めて気づいた。場所によっておススメできる。
以上、我が家の窓全部見せ!でした。
我が家の窓選びが、少しでもこれから家を建てる方の参考になれば嬉しいです。
アイ工務店に決めた経緯や、我が家を紹介した記事もありますので、是非見てみてくださいね。
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