我が家はスーモカウンターを利用しました♪
\ 予算や希望に合わせて相談できる! /
\ 今から家づくりをするなら… /
2022年に、アイ工務店で家づくりをしたくるみです。記事加筆時点(2024年4月)で、引き渡しから2年経ちました。
私自身は、アイ工務店で建ててもらった我が家
本当に気に入っています。
そんな私が、全力でアイ工務店の「メリット」「デメリット」をまとめたのがこの記事です。2022年アイ工務店に注文住宅をお願いした私が、実際の家づくりを通して見えてきたことを実感をもって正直にお伝えします。
インターネット上の情報を見るとアイ工務店に対する悪い口コミや、不具合事例も見かける。そんな不安を少しでも解消できたらとこの記事を書きました。
家づくりで後悔しないためには、自分自身に知識をつけることが大切!
過去の自分に伝えたいことを記事にまとめました。
項目 | 評価 | 特徴 | 出典 |
---|---|---|---|
価格 | 最高価格2000万~2499万円 | SUUMOアイ工務店ページ | |
耐震 | 耐震等級3 住まいを支える地盤・基礎から使用する木材、耐震性能を向上させる接合金物・剛床構造・5倍耐力壁の採用など、様々な素材・手法で耐震性能を磨き上げ、住宅性能表示制度の耐震等級で最高ランクに対応。 | アイ工務店の家づくり | |
断熱 | 「N-ees」は、標準仕様で北海道エリアの「断熱等級5」の性能を満たしています。Ua値0.4 | アイ工務店の家づくり | |
設計 | 1mm単位の自由設計 | アイ工務店の家づくり(自由設計) | |
アフターサポート | 構造体・防水・防蟻・地盤 20年保証 20年後の有償点検により10年延長保証 最長30年 | アイ工務店の家づくり(アフター) |
アイ工務店は、人件費や広告費は削減しつつ、家の基本性能はある程度担保している会社です。
家の性能は担保したいけれど、
予算はあまりない我が家にはドンピシャでした。
アイ工務店との出会いは、SUMOカウンターよりの紹介でした。
2021年当時、諸費用込みで2000万円~の予算で紹介してもらった会社のうち、
1社がアイ工務店。
「アイ工務店」って、初めて聞いた会社名だったので正直不安はありました。
でも、初回打合せで、その理由(広告費や一括仕入れ活用でコストはおさえつつ、質を高めている)を教えてもらったので、印象がぐっとよくなりました。
まずは、アイ工務店のデメリットからご紹介していきます。
アイ工務店は、適性な価格である程度質のいいものを提供してくれる可能性があるメーカーとして、
やっぱり注目だと思います。
でも、もちろんデメリットもあります。
紹介していきますね。
アイ工務店の営業さんは、パンフレットにも書いてあるように「1人2役」以上を会社から求められています。
我が家の営業さんの肩書には「一級建築士」の記載がありました!
通常のハウスメーカーでは、「一級建築士」が営業していることって少ないのでは?
我が家がまわったメーカーでは、純粋に”営業”をしている担当者ばかりだったので、
「一級建築士」から提案を受けられるという時点でかなり安心感がありました。
アイ工務店では、営業さんと基本的な間取りは打合せしていきます。
着工後も現場監督が忙しいからと営業さんの登場回数が多く、出来上がった後の調整までし対応しに来ていただいて。
もう営業さんにお世話になりっぱなし💦
それなのに、抱えているクライアント数は多くて、
すごく忙しそうでした。
我が家を担当してくれた営業さんは、1人2役どころではなく、5役はこなしていました💦
これって、メリットのように見えて、デメリットにもなりえます。
やっぱり、どんなに優秀な人でも
物理的にフォローできる内容には限界がある。
アイ工務店の体制を理解しつつ、
施主側で
「できることはする覚悟」
が必要なメーカーだと思います。
メーカーとしてちゃんとやってくれればいいんじゃないの?という意見もあると思います。
でも、だからこその低価格さを実現できている側面がある。
安さも、品質も求めたいですが、そこはやっぱりトレードオフです。
アイ工務店にお任せするだけでなく、
ミスが起きないように図面をしっかり読み込むなど
施主側も、積極的な関わりが必要だと感じます。
逆に、そこが自信がなければ避けた方がいいのかも…
アイ工務店の営業さんは、転職組が多いと聞きました。
アイ工務店さん自身で社員を育てている訳ではないので、職歴やスキルも人それぞれ。
基本プランは営業さんが提案するからこそ、
設計の質は営業さんの個人スキルに左右されます。
営業さんと相性が合わないなと思ったら、
担当変更をお願いしたり、自分自身で勉強するなどの対策が必要です。
設計士に、敷地にあった間取りをしっかり提案して欲しい方は要注意
大手ハウスメーカーや、プロの建築家との家づくり、憧れますよね~。
担当の設計士さんが、がっつり心を込めて提案される。プロにしかできない提案。
プロにしかできない間取り。
それをアイ工務店の営業兼設計士さんに求めすぎるのは酷なのかな…と思います。
間取りの高い提案力を求めるのであれば、
他の住宅メーカーを探してみてもいいと思います。
アイ工務店営業さんから提示されるスケジュールは、こちらの記事にも紹介した通りです。
忙しいのは、営業さんとの打ち合わせが終わった後です!
設計士さんとの打ち合わせは、2日間
インテリアコーディネーターさんとの内装外装打合せは、2日間
最終打合せ 1日
合計5日間
この5日間で、全ての仕様を確定させ、金額も確認しなければなりません。
これは、アイ工務店さんが、設計士やインテリアコーディネーターさんを外部協力会社の方に依頼しているからです。
間取り確定して、ほっと一息と思ったら大間違い。
そこから、ほんと―に細かい仕様を
決めて
決めて
決めて
いきます。
何なら「即決」する覚悟でいかないととても終わりません。
でも「即決」なんて当然できません。
そのため、この打合せに向けては事前準備が必須です!
ちなみに、この打合せスタートは「10時」とか普通に午前中に設定されています。
でも、お昼休憩をはさんで午後も続きました。
一緒に対応してくださった、設計士さん、インテリアコーディネーターさんには感謝しかない。
なんとういうか、「戦友」という気持ちさえ芽生えました。
外構は、基本的に予算を概算で見積に入れるのみです。
外構込みでの提案を求めているのであれば、他のメーカーさんをおすすめします。
間取りと外構セットでご提案いただければ、いい家づくりになりそうなのですが、、、そういう体制ではないようでした。
提携している外構業者を紹介してもらい、そこの外構業者さんからのご提案はいただけました。
外構をどこにお願いするか?
本当に大事だけれど情報があるようでない。
費用もやることによってかなり違います。
とにかく、どこにお願いするか?で完成形がかなり変わってくる。
こだわりたい方は、
間取り確定前にアイ工務店以外の業者に
コンタクトをとっておくことをおすすめします。
下記は、2021年アイ工務店と打合せをスタートした時点での我が家の仕様を記載しています。
商品としては、Ees(イエス)。2024年4月現在N-eesという新商品が販売開始されているようです。
アイ工務店、メリットもデメリットもあるよ!
まずは、メリットから紹介していきます。
アイ工務店の家づくり(住宅性能)より
- 地盤調査・基礎構造
- ベタ基礎
- 5倍耐力壁
- 耐震等級最高ランク
- 金物併用工法
- 剛床構造
- 接合金物
- 防震吊木
- 耐震性の安全に優れるオリジナルプレセットタイル
新商品のN-eesでは、「耐震性の安全に優れるオリジナルプレセットタイル」も選べるようになっているみたいで!うらやましい~
耐震設計診断システムは、間取り作成時に営業さんから説明を受けました。
我が家は、耐震補強のためリビングの壁の一部が二重壁になっています。
キレイに施工もしてもらえたし、とにかく耐震は大事にした部分なので安心して暮らせています。
新規で造成した高台の土地の購入を決めたので、地盤改良費用は絶対必要だろうな~と思っていました。
多いと100万円を超える出費になるため、ないがしろにはできません。
アイ工務店では、この地盤改良費用は無料!と言われて小躍り♪
地盤調査費用は10万円ほどかかりますが、無料というのは大きいですよね。
地盤改良は金額が大きいため、家づくりの資金計画に与える影響が大きいです。
見逃しがちな観点なので、お願いするメーカーで必ずチェックしてみてくださいね。
我が家の土地は、調査の結果、地盤はカチカチ。
改良の必要はありませんでした!
アイ工務店さんは、地盤も20年保証をつけてくれてさらに安心でした。
アイ工務店の家づくり(住宅性能)より
- 新しい基準で求められる断熱性能に対応(「N-ees」は、標準仕様で北海道エリアの「断熱等級5」)
- 最新の断熱性能に適合
- オリジナルW(ダブル)断熱工法
- 吹付発泡ウレタン断熱
- 屋根遮熱断熱
- Low-E トリプルガラス採用「高性能断熱サッシ」
2023年6月契約物件より、全棟で第三者による気密測定が実施されているようです。サッシも「N-ees」では、Low-E トリプルガラスが標準仕様になっているうらやましい!
社内基準:C値0.5㎠/㎡以下
「気密」も「断熱」も家づくりを始めるまでは聞いたことのない言葉でした。
では、どうやって勉強していったのか?
家の性能について、私がメンターにしていたのは
ちょうどいい塩梅の家づくりを提唱されているせやまさんのYoutubeです。
家づくり、お金をかけていけばいい仕様は入れられると思います。
でも、せやまさんのおっしゃるように、ちょうどいい塩梅でいいと思うんですよね。
その部分に賛同して、せやまさんのブログやYoutubeで勉強させてもらいました。
せやまさんはブログもやっていらっしゃいますが、初めて聞く用語が多い住宅関連用語。
Youtubeでの情報収集がおすすめです。
ちなみに、アイ工務店の標準仕様はせやまさんがおススメする基準を100%満たしているかというと、そうではありません。
必要な部分は満たしていると自分自身で判断して、アイ工務店と契約しています。
こちらは、アイ工務店旧仕様のEes(イエス)の素材です。
新しい商品N-eesでは採用にならないのか、ホームページからも記述が削除されてしましました。
アイ工務店アフターより
- 構造体 20年初期保証(有償点検後10年延長保証)
- 防水 20年初期保証(有償点検後10年延長保証)
- 防蟻 20年初期保証(有償点検後5年ごとに延長保証 最長30年)
- 地盤 20年保証
- 住宅設備機器 10年保証
初期保証で20年保証してくれるのはありがたい。
大手ハウスメーカーの年数には及びませんが、十分だと思います!
2021年1月のアイ工務店カタログには、以下記載があります。
高品質・高性能を備えた「適質価格」の実現!
アイ工務店では、適正な品質と価格を両立した「適質価格」を追求し、大手ハウスメーカーの約70%の価格を実現するために、以下のことに取り組んでいます。
①営業を希望しない方には営業せず、しかも各社員1人2約以上出来る能力があります
②実際建つ家とかけ離れているモデルハウスは持ちません
③必要以上の広告や、豪華で種類の多いカタログはつくりません
④一流メーカーの設備を使っても、資材を一括現金仕入れしているので低コストで資材が提供できます。
2021年1月日付記載 アイ工務店カタログより
この①~④項目。
アイ工務店で建築してみて本当だった!と感じています。
展示場で住宅メーカーを巡った際、帰りに重いカタログを持ち帰ることが多いですよね。
アイ工務店さんは、A3の説明資料をプリントして、ファイリングしただけのものでした。
営業さんは準備が大変かと思いますが、コストカットは徹底的にされているなという印象です。
注文住宅なんだから、自由設計あたりまえでしょ?と思ってしまいがち。
でも、メーカーさんによっては制限がかかってくることもあるみたいです。
アイ工務店さんは自由設計なのはもちろん
営業さんとの間取り打合せは、何回でもOK!
我が家は、営業さんとの打ち合わせだけで、13回行いました!
大枠間取り確定まで、13回というイメージですね。
ちなみに、その後設計士さんやインテリアコーディネーターさんとの詳細打合せが続きます。
我が家は、1階リビングはほぼワンルームで区切りのない空間。
柱は1本だけありますが、広々とした空間を作ってくれました。
それでも耐震等級3を取れているので、大感謝です。
独断と偏見で、こんな方にはアイ工務店をお勧めできると思う点をまとめてみました。
ローコスト系のメーカーで探していて、
でも耐震や断熱も気になる方は、
アイ工務店は検討してみてもいいかもしれません。
アイ工務店は、インテリアコーディネーターさんとの打ち合わせは、1回~2回程度です。
短時間全てを決めていくため、デザインはそこそこオシャレでOKという方におすすめ。
または、自分のインテリアセンスに自信のある方なら。
幸いなことに、家づくりの情報は今すごく多くなっていると感じています。
アイ工務店の営業さんはとても優秀ですが、とにかく忙しい。
間取りの提案を受ける受け身の姿勢ではなく、
情報をとりにいって間取りに反映していくような
攻めの姿勢がある人におすすめです。
1mm単位での自由設計なので、そのメリットを存分に生かすことができると思います。
こんどは独断と偏見で、こんな方にはアイ工務店はおススメできない…という点を挙げてみます。
間取り提案の内容は、営業さんの個人スキルに左右されます。
外構も含めた間取りの高い提案力を求めるのであれば、アイ工務店さんはあまりおすすめできません。
それでも、予算的に
アイ工務店さんでお願いしたい!という場合
外部アドバイザーに入ってもらったり
自分自身で情報取集をするなど工夫が必要です!
アイ工務店は、コストカットをしつつ、良い家を提供しようとしてくれるローコスト系の住宅メーカーです。
施主側が関わる時間が取れない場合、
まるっと提案してくれる住宅メーカーにお願いした方がよいと思います。
アイ工務店でお願いする場合
一人二役以上の働きを求められている営業さんの働き方を理解しつつ
施主側で
「できることはする覚悟」
が必要だと思います。
アイ工務店は、施主支給ができない住宅メーカーです。
また、商品ラインナップに応じた基本部材の中から選択して家を組み立てていくこととなります。
大量に発注することで、コストを安く提供できるという仕組み上仕方ないところです。
採用したい部材などが決まっている場合、
アイ工務店で実施可能か、契約前に確認しておくことをおすすめします。
最後に、おさらいとしてアイ工務店のメリットデメリットを再度まとめていきます。
アイ工務店 メリット | アイ工務店 デメリット |
---|---|
〇 構造に安心感あり(耐震等級3取得が標準仕様) 〇 地盤改良費用は無料! 〇 高気密、高断熱 〇 メンテナンスコストのかからない家 〇 20年保証 〇 1mm単位の自由設計を”適質価格”で 〇 営業さんとの間取り打合せは、何回でもOK! | × 営業さんが忙しすぎる! × 設計の質は、営業さんの個人スキルに左右される × 基本スケジュールが早すぎて、施主確認が大変 × 外構は予算どりのみ |
予算は限られているけれど、耐震や断熱性能はキープしたい
デザインは、そこそこオシャレでOK
家づくりの情報収集に時間をある程度かけることができる
設計士に、敷地にあった間取りをしっかり提案して欲しい
施主側が関わる時間が取れない
どうしても採用したい設備や部材が決まっている
費用をおさえつつ、耐震・断熱性能の高い家を建てられるところです。
間取り提案の内容は、営業さんの個人スキルに左右されることです。
営業さんと相性が悪い場合はトラブルに発展することもるかも…。
施主側に時間の余裕がなく、全て設計士さんにマルっと提案して欲しい方には向かないハウスメーカーです。
我が家の場合は…営業さんとの打ち合わせは何回まででもOKでした。
打合せ回数が制限されているのは、営業さんと間取りが確定した後行われる打合せの回数制限があるからかもしれません。
ここは、我が家もスケジュール通り頑張って4回で終えました。営業担当さんによるかもしれませんが、間取り確定までとことん付き合ってくれる営業さんなら、打合せ回数制限は気にしなくていいと思います。
以上、全力でアイ工務店の「メリット」「デメリット」をまとめました。
「家づくり」終わってみて思うのは、本当に自分自身に知識をつけていくのが大事!ということ。
知識がないと選べない、そして選ぶことがいっぱいの家づくり!
「こうしたら楽だよ」
「これがお得だよ」
そんな情報があふれる家づくり界隈だからこそ
知識ゼロから家づくりをするなら
地道に自分自身に知識をつけていくのが
結局一番の近道なのでは?と思います。
YoutubeやInstagramなどネット上で情報を得るのはもちろん!
頭でっかちになりがちだから
「具体的に」に現地に行く
実例を見るのも忘れないで!
家づくりは、一生でもなかなかない機会。楽しんでいきましょー!
我が家は、スーモカウンターで色々なハウスメーカーを紹介してもらって、知識をつけていきました。
「具体的」な情報収集をしていくには、LIFULL HOME’S 住まいの窓口
厳選したハウスメーカーの中から、予算や希望に合ったハウスメーカーを紹介してくれます。
家づくり。情報収集には、本やYoutubeを利用したよ。
情報収集の方法も含めて、「後悔しない家づくり」についても記事にまとめてみました。よかったら読んでね。
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